iPhone 13 mini レビュー|このサイズ感こそがminiの価値

iPhone 13 miniを予約購入して、無事発売日に入手、その後まる1週間使用したので、そろそろレビューなどをつらつらと書いていこうと思います。

iPhone 13 miniを選んだ理由、実際に使ってみての感想を忖度なしで紹介していきますので、iPhone 13シリーズの購入を検討している方は是非参考にしてみてください。

目次

iPhone 13 miniを選んだ理由

先日のブログでも書いたとおり、今回は丸4年使用したiPhone 8 Plusからの買い替えということで、はじめはiPhone 13 Proを予約しました。

ところが、一度冷静になって考え直してみるとProならではの機能は別にどれもなくても構わないという結論に至りました。そこで予約開始日の翌日にiPhone 13 Pro 256GBの予約をキャンセルし、同容量のiPhone 13 miniで予約し直しました。

iPhone 13 ProをキャンセルしてiPhone 13 miniを予約し直した

予約し直したあともまだ少し迷いはあったのですが、結果的にはminiで良かったと思います。

もともと私がiPhone 13 Proに惹かれた主な理由は、望遠カメラ(77mm相当)と超広角カメラでのマクロ撮影対応の2点です。

ですが、その2点についても別にそこまで使わなそうかなと思い、iPhone 13 miniを選びました。

個人的には77mmのような中望遠はとても好きな画角なのですが、だからこそミラーレス一眼のNikon Z6と24-70mmや85mmのレンズをもっているわけだし、撮りたければそれらを使えばいいという結論になりました。利便性ではiPhoneに軍配が上がりますが、クオリティは圧倒的に一眼が上ですので。

マクロに関しても、miniとProの差額=36,000円をミラーレス一眼用のマクロレンズ(ちょうど今夏発売したとこ)の購入資金に充てた方が絶対幸せになれる気がするので、ならばProじゃなくて良いということになりました。

Proモデルの機能・性能について、自分には要らないと思う理由をまとめました。

Proモデルのみの機能・性能要らない理由
望遠レンズ(77mm)一眼でよく撮る画角=一眼でいい
マクロ撮影対応一眼用のマクロレンズ買ったほうが良い
LiDARスキャナ使わない。いざとなればiPad Pro 2020がある
120Hz対応60Hzで困ることがない。Apple PencilはiPhoneで使えない
GPU5コア普段使いにまるで影響しない
標準1000ニト625nitの8 Plusで困ったことがない。miniも800nitある
ProResコーデック気にしたことない。H.264で十分

iPhone 13 mini 開封・外観&サイズ感

購入したのはiPhone 13 mini 256GB、カラーはスターライト。Apple公式ストアで98,800円でした。

色についてはiPhone 13 Proならシエラブルー、miniならスターライトと決めていたので、無事スターライトで発売日着の予約ができてよかったです。

カラーはスターライトを選択

スターライトの色味は、背面が色温度高めの白系、側面が極々薄いプラチナゴールドといった感じで思ったとおり中々の高級感があって良いです。

iPhone 8 Plusのゴールドと並べるとこんな感じのサイズ感と色の違いです。

iPhone 13 mini スターライトとiPhone 8 Plus ゴールド

iPhone 13 miniとiPhone 8 Plusを比べると、13 miniの方が圧倒的に小さいですが、厚みだけは8 Plusの方が薄いです。

個人的には、この8 Plusから13 miniへの変更で厚みが増えて小さくなった分、非常に持ちやすくなりました。抜群の安定感です。

iPhone 13 miniは細くて適度に厚みがあり、側面も丸まっていないのですが、持ったときの安定感という観点ではすべてが良い方に作用しています。

付属品は、USB-C-Lightningケーブル、simピン、ステッカー、誰も読まない何か書かれた紙。

iPhone 13 mini付属品

USB-C-Lightningケーブルについてだけは物申したいですね。片側USB-Cにしたのになぜ反対側がLightningのままなのか。全人類の願いですよAppleさん。というか、ACアダプター付属してないくせに、USB-C-Lightningケーブルなんて付属されたら、前のiPhoneのACアダプター(Type-A口)にも刺さらないしどうしろとw

iPhone 13 miniの良かったところ

小さくて軽くてベゼルレス

やっぱりなんと言ってもこの丁度いい小ささです。片手で安定して持てて、片手で大抵の操作ができるというのは使い勝手が非常に良いです。

また、143gという軽さも素晴らしいです。正直に言うと実際に手に持った感じでは、意外とずっしりしているなという感想なのですが、それは薄くて大きいiPhone 8 Plus(202g)からの持ち替えだからというのもあると思います。

逆にiPhone 13やiPhone 13 Proだと、重すぎるという印象になっていた可能性が高いです

ベゼルレスになって画面が縦に目一杯広くなったのは良いですね。SNSのタイムラインやネットサーフィンがはかどります。ただし、ノッチは気になります(後述)。

サクサク動作

これはもう流石に最新のiPhoneというだけあって、ケチのつけようがないサクサク度合いです。

発売から4年が経ったiPhone 8 Plusでは多少もたつきを感じ始めていたところだったので、この最新のA15チップによるサクサク具合はかなり気持ちいいです。

個人的に差を一番感じるのはSafariやChromeによるブラウジングとTwitter、インスタグラムのTL表示です。いずれも非常にスムーズでストレスフリーです。これらは私のiPhoneの使用時間の大部分を占める内容なので、これらの快適度があがるのと「買い替えてよかった」と思えます。あとは、ゲームなんかの起動も地味に速くて快適です。

iPhone 8 Plusが日常使用に支障があるほど遅かったわけではありませんが、iPhone 13 miniは引っかかりが一切なくサクサクの極みという感じで気持ちいいです。買い替えてよかった。

有機ELのディスプレイが想像以上に綺麗

液晶から有機EL(OLED)に変わるということで、そこそこ期待はしていましたが、変化は想像より大きかったです。

比較用に同じ写真(Nikon Z6で撮影したもの)をiPhone 13 miniとiPhone 8 Plusで表示して並べてみます。どちらも画面輝度は最大かつTrue Toneオンの状態です。

写真の見え方の違い iPhone 13 mini v.s. iPhone 8 Plus

iPhone 13 miniの方がだいぶ彩度が高く発色が綺麗です。見比べるとiPhone 8 Plusはだいぶ青白く見えます。特に肌色や緑色は見比べるとかなり違いを感じます。

もう1枚比較画像を。こちらは写真ではなく、Googleの画面を表示した状態です。これもどちらも最大輝度かつTrue Toneオンです。

見比べるとiPhone 8 Plusはかなり色温度低め(青白い)に見えます。iPhone 8 Plusを使っていたときは色味にそこまで不満はなかったのですが、iPhone 13 miniと並べるとやはり13 miniの方がかなりリッチで表現力豊かな色味をしています。

また、iPhone 13 miniは解像感も非常に高いです。別にiPhone 8 Plusも低くはないのですが、やはり比べると明らかな違いがあります。

iPhone 8 Plusは5.5インチ1920×1080ピクセルで401ppiなので、スマホというかiPhoneとしてはそこそこ高い方です。

一方で、iPhone 13 miniは5.4インチ、2340×1080ピクセルで476ppiということで、iPhoneの中では12 miniと並んで最高のppiです。

小さくて高解像度、コレ正義

まぁ4Kスマホとかあるので上には上がいるんですが…それはそれ。そいつらはiPhoneじゃないですし・・・。

iPhone 8 Plusの時点で400ppiを超えているので十分高解像度なのですが、いざ実際にiPhone 13 mini(476ppi)を手にとって見ると、非常に高い解像感でびっくりします。とてつもなく綺麗です。どこで一番違いを感じるかというと、あらゆる文字の読みやすさがワンランク上になるという感じです。読みやすすぎて思わずにやにやしてしまいます。

ちなみに、このiPhone 8 Plusの1920×1080ピクセル、401ppiというスペックのせいで、今回の買い替え先候補からiPhone 11 (1792×828ピクセル、326ppi)は消えました。

チップの処理性能は(おそらく)十分かつ、2度目の値下げにより128GBで67,800円と、iPhone 11はコスパ的にかなり魅力的だったのですが、画面のスペックを比較した瞬間に候補落ちしました。私が8 plusではなく8(1334×750ピクセル、326ppi)を使用していたらiPhone 11を選んでいた、かもしれません。

ディスプレイの進化については同じことをiPhone 6SからiPhone 8 Plusに買い替えたときにも思いましたし、iPad Air 2からiPad Pro 2020に買い替えたときにも思いました。あんまり変わっていないようで実際は日々着々と進化しつづけているんだなぁと感慨に浸りますね。

写真が綺麗

これは前評判通りですね。同じ広角カメラ同士で比較しても、流石に4年前のiPhone 8 Plusと比較するとiPhone 13 miniの方が明らかに綺麗かつ雰囲気の良い写真が撮れます。

センサーサイズが大きくなった恩恵が確実に出ています。やはりカメラの画質においてセンサーサイズは非常に重要ですね。

もちろん何倍も大きなセンサーを積む一眼にはまだまだ太刀打ちできませんが、十分明るい場所での撮影であればiPhoneのこの機動力でこの写真性能が得られるというのは素晴らしいです。

動画がすごい

公式含め散々出尽くしていると思うので、本ブログであえて動画を掲載はしませんが(本音はめんどくさい)、既報の通りシネマティックモードはかなりユニークな機能です。

一眼の高価なレンズによる光学的なボケではなく、あくまでAIによる画像処理で作り出した擬似的な背景ボケで精度も完全ではありませんが、それでも手軽に被写界深度の浅い映像が撮れるのはすごいです。Vlog用カメラのキラーになると言われるのも大げさではないとおもいます。

MagSafe対応

せっかく4年ぶりにiPhoneを買い換えるんだしということで、iPhone 13 miniの予約に合わせてMagSafe充電器も買ってみました。

MagSafe自体は昨年のiPhone 12からのの対応ですが、個人的には今回初めて体験してみて、中々良いものだと思いました。

充電器は先に届いていたので、先にiPhone 8 Plusで試してみたのですが、8 Plusの場合は充電はできるものの不安になるくらい本体が熱くなっていました。こんなのベッド脇のサイドテーブルに置いて大丈夫なのか?と思うくらいの熱さです。

このiPhone 8 PlusのMagSafe充電時の発熱に関しては、そもそもこの端末のバッテリー状態が「サービス(=要修理)」となっているから、というのも関係しているかもしれません。普段使いでも、少し通信量が多くなるとかなり発熱するようになっていたので。

iPhone 13 miniでも早速試してみたところ、こちらは少し温かいかなという程度の温度でした。ライトニングケーブルを刺して充電するときと殆ど変わりません。一安心。

また、iPhone 8 PlusはMagSafe充電器の磁石によるホールド力はほぼなかったので、MagSafe充電器に載せてもちょっとしたことでずれてしまいますが、iPhone 13 miniはかなり強力にホールドされます。

ちなみにMagsafe対応を謳うESRのハイブリッドケース(透明なやつ)をつけた状態でもそこそこ強力にホールドしてくれます。Magsafe対応の車載ホルダー(Belkinのやつ、ちょっと欲しい)とかで使うときは安心感があっていいと思います。

バッテリーの持ちが良い

まだ新品だからというのももちろんありますが、この1週間使ってみた感じでは起床時(6:30)100%スタートから、仕事終わり(18:15頃)まででだいたい残量65~70%くらいなので十分すぎるスタミナです。

もちろん今後少しずつ劣化はしていくと思いますが、それでも現時点でこれだけのスタミナがあるのは心強いです。

iPhone 13 miniの気になるところ

ここからはiPhone 13 miniの気になるところも紹介していきます。予めわかっていたもの、買ってからわかったもの両方ありますので、検討中の方の参考になればと思います。

指紋認証がない

これはわかりきっていたこととはいえ、やはり指紋認証がないのは不便です。

家の中(=マスクなし)かつ起きている時はそれほど不便は感じませんが、それ以外のシチュエーションではやはり少し不便です。特に気になる状況は下記のとおりです。

  • 職場
    • まだまだマスクつけっぱなしなので
  • ベッドで横になっているとき。寝る前、寝起き
    • 横を向いている=顔の一部が枕に埋もれている状態だとFace IDが反応してくれません

一応、手先が濡れているときでも関係なく解除できるという意味で顔認証にも利点はあるのですが、10万前後する端末なんだから両方つけてくれっていうのが本音です。

あんなに大きな電源ボタンが付いているんだから、そこにiPad Air 4やiPad mini 6と同じ指紋認証をつけてくれればいいのにって思いますね。

ノッチが想像以上に大きい

画像を目一杯表示する際にノッチの部分の欠けが非常に気になります。

これは、iPhone 13 miniを実際に手にとって見てから気がついたのですが、本体サイズが一回り大きくなるiPhone 13やiPhone 13 Proだと相対的に気になりにくいのかもしれません。そういう意味ではiPhone 13やProの方が良かったかもとも思います。

この点でだけはフロントカメラをパンチホール実装&指紋認証搭載のAndroid機種をうやらやましく思います。この点だけですけどね。

画面4隅の丸みが大きい

これもノッチと同じく、画像を最大表示した際に気になります。

やはり本体サイズが一回り大きいiPhone 13や13 Proだと多少マシに見えるので、この点では6.1インチサイズのiPhone 13や13 Proの方が良かったような気もします。

それでもやはりminiのサイズ感は素晴らしいので割り切ります。

まとめ

iPhone 13 miniの最大の利点はやはり、その小ささだと思います。

そしてminiも含めたiPhone 13世代は、私のように8、X世代(2017年発売)やXR世代(2018年発売)の端末、またはそれ以前の端末を使用している人にとっては、画面の美しさやストレスフリーの処理性能、大きく向上したカメラ性能など、買い替え動機に足りうる魅力的な点が多いです。

そのうえで、同容量でiPhone 13より12,000円、iPhone 13 Proより36,000円も安いという、iPhone 13 miniのお買い得感の高さは見逃せません。

サイズ、バッテリー容量以外はiPhone 13と同じなので、3~4年前の機種から今後半年以内の買い替えを検討していて、Proでなくてよくて、小さい方が良い(or 小さくてもいい)という人にはベストな選択肢だと思います。

イイ!イマイチ…
小さくて軽い指紋認証がない
サクサク動作ノッチが大きく感じる
画面が綺麗4隅の丸みが大きい
写真が綺麗
動画がすごい
MagSafe対応
バッテリーの持ち
iPhone 13のイイ!とこイマイチなとこまとめ
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この記事を書いた人

金欠だけどガジェット大好き散財大好き。トップエンドは買いませんがどちらかというとコスパのパ寄り。
Notion関係中心のライフハックネタ、ガジェットネタ、FF14ネタがメインの雑記ブログです。

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